ASDK (Azure Stack Develeopment Kit) のインストール

こんにちは。

前回 ASDK が GA され、インストーラーのダウンロード方法を投稿しました。今回はインストール方法となります。

AZURE STACK DEVELOPMENT KIT のGA

TP3 までと同様に、ASDK も  CloudBuilder.vhdx を物理サーバーでVHDブートします。GitHubにアップロードされている Azure Stack-Tool を利用することで、ASDK を簡単にインストールすることができます。

下記手順は、CloudBuilder.vhdx をVHDブート設定をするところからになります。

<AzureStack-Tools のダウンロード>

Azure Stack Tools は下記URLからダウンロードできます。

https://github.com/Azure/AzureStack-Tools

3.png

<ASDK のインストール>

1. AzureStack-Tools のダウンロードが完了したら、ダウンロードしたフォルダ内の ”Deployment” を展開し、asdk-installer.ps1 を実行します。

MAS_015-1

2. Execution Policy の変更に対して、Y か A を入力します。

MAS_014-1.png

3. asdk-installer が起動したら、Prepare Environment をクリックします。

MAS_016.png

4. VHDブートをする CloudBuilder.vhdx ファイルのパスを指定します。

MAS_021-1.png

5. VHDブートする OS のホスト名やAdministrator パスワードなどを指定します。Time Zoneの設定も可能です。

MAS_023.png

5. VHDブートしたOS で利用するNIC を指定します。

MAS_024.png

6. IPアドレスを設定します。

MAS_025.png

7. VHDブートするための情報をすべて入力したら、物理サーバーを再起動してVHDブートします。

8. VHDブートが完了したら、再度 asdk-installer.ps1 を実行し、Install をクリックします。

MAS_032.png

9. 利用方法として、AAD か ADFS を選択します。私は、AAD の方法でインストールしています。

MAS_033-1.png

10. ASDK で利用する NIC を選択します。

MAS_034.png

11. BGPNAT01 サーバーのIPアドレス情報を設定します。DHCPかスタティックでの設定が可能です。

MAS_044.png

12. 設定内容に問題がなければ、Deploy を実行します。

13. Deploy のスクリプトが実行され、少しすると、AADの情報を求めらえるので入力します。

MAS_047-1.png

14. スクリプトが実行されて、ASDKのインストールが始まります。Deployment Completed と表示されたら、ASDKのインストールは完了です!

 

私の環境では、4.5時間ほどインストール完了までかかりましたので、しばらく待ってください。

インストール完了後、仮想マシンは13台作成されていました。また、使用メモリは 約60GB ほどとなっています。128GBメモリを搭載していれば、PaaS の検証もできそうですね!

MAS_053.png

MAS_055.png

今回は以上となります。次回にポータルへのアクセス方法などを記載します!

Azure Stack Development Kit のGA

こんにちは。今日から ワシントンDC で開催されているパートナー向けイベントの Microsoft Inspire に合わせて、Azure Stack Development Kit (PoC) がGAとなりました。

今回のBuild は 20170627.1 となります。

1.png

今までのTechnical Preview と同様に、下記から無料でダウンロードしてインストールできるものになっているので、ハードウェアが準備できているかたは、ぜひインストールしてみてください!

https://azure.microsoft.com/ja-jp/overview/azure-stack/development-kit/

Microsoft Azure と API バージョンが一致すれば、Azure の開発用にも利用できそうですね!

次回にインストール方法など記載したいと思います。