こんにちは。
Azure Stack は、ほぼ毎月アップデートがリリースされます。2019年5月22日時点の最新は、1904 となっています。
https://docs.microsoft.com/en-us/azure-stack/operator/azure-stack-release-notes-1904
このアップデートですが、最新から2つ前のバージョンまでがサポートされる構成となります。そのため、サポートされる構成を維持するためにはアップデートを適用し続ける必要があります。Azure と同じように 新しい機能がリリースされ続けるため、インストール状態から塩漬けにすることは推奨されていません。
Azure Stack がインターネットに接続されている場合、アップデートファイルを手動でダウンロードする必要はありません。アップデートを開始すると、自動でインターネットからダウンロードし、アップデートを適用する仕組みとなっています。
Azure Stack が インターネット接続されていない場合は、手動でダウンロードする必要があります。
インターネット接続された Azure Stack のアップデートは下記の流れになります。
1、Azure Stack が新しいアップデートを検出
2、適用するアップデートを選択し、Update Now をクリック
3、インターネットから該当のアップデートファイルをダウンロードしてくる。配置先は、こちらです。C:\ClusterStorage\Volume1\Shares\SU1_Infrastructure_2\Updates\Packages
4、Zip ファイルが解凍される
ここまでで Preparing 状態が完了になります。もしインターネットが不安定などの理由で、アップデートファイルのダウンロードに失敗すると、Preparation Failed 状態になります。
アップデートファイルのダウンロードに失敗した場合、Retry 処理は実施されないようです。インターネットが不安定の場合は、手動で Updateadmin ストレージアカウントにファイルをアップロードしてから、アップデートを適用するのがよいでしょう。
5、アップデート完了まで待つ
State がインストール状態になれば、完了するまで待つのみです。Azure Stack の利用状況にもよりますが、13~20時間ほどで完了するようです。
ASDK (Azure Stack Development Kit) ではアップデートや Hotfix の適用はできません。Install Failed になります。
ASIS (Azure Stack Integrated System) を運用することになった際、アップデートの適用には注意しながら実施してください!